2023年5月25日の夕方、長野県中野市で警察官を含む男女4人が殺害された立てこもり発砲事件が発生し、
青木政憲(まさのり)容疑者(31歳)が逮捕されました。
青木政憲容疑者は、父である中野市議会議長の青木正道氏(57歳)が経営する農園『マサノリ園』や、
そこで採れたフルーツを使ったジェラート店『ジェラテリア・フルエッティ』の2号店の運営などを母親と共に担っていました。
立派な肩書を持つ父の元で何の不自由もなく暮らしていた青木政憲の生い立ちを調査してみました。
青木政憲のプロフィール
名前:青木政憲(あおき まさのり)
父;青木正道(中野市市議会議員・13代受け継いだ農園の経営者)
母:青木律子(フラワーアーティスト・講師「キッチンガーデン」主宰)
年齢:31歳
住所:長野県中野市江部11011-1
あだ名:まーちゃん・あおまちゃ
小学校:平野小学校(住所の学区から)
中学校:中野市中野平中学校(中学校同級生の証言から)
高校:地元の進学校
大学:東京の大学(中退)
青木政憲の生い立ち
政憲容疑者は近所の方々に「まーちゃん」と呼ばれていたものの、あまり社交性はなく、
幼少期の政憲容疑者を知る人たちは、
- 「おとなしい子だった」
- 「頭が良かった」
- 「ちょっと変わっているところがあった」
などと証言しています。
また、小学校・中学校は、学区域の学校に通っていたようですが、高校・大学の情報は見つかりませんでした。
小中学時代も、おとなしかったとの証言が多数です。
中学生時代
中学校同級生らしき方のツイートです。
中学校の同級生は驚きを隠せないようです。
というのも、中学校の卒業文集には、同じクラスの生徒たちの間で実施したという”人気投票ランキング”で、政憲容疑者は6つのカテゴリーのうちなんと3つの部門でランクインしていたと言います。
中学校では、特段目立つことはなかったものの、友人たちからは人気者だったようです。
そしてその卒業文集に「自分が思う事」という題の作文を寄せていました。
『この世の中で最も大切なのは「命」だと思います。では二番目は何かと問われたら私は間違いなく「金」と答えるでしょう。なぜなら、貨幣経済において金の無い者は生きていけないからであります。
よく聞く綺麗事に「心にゆとりを持ちなさい。」というのがあります。それは金持ちの言う言葉であって、金の無い者や、職業に就けない者が心にゆとりを持てる訳がないと思われます。』
中学生で、このような考えを持つことに、私は個人的に衝撃を受けました。
貧しい家庭で、お金に苦労した大変な幼少期を過ごしたのならまだしも、何も不自由なく育ちこの思想が生まれるのは何があったのだろうと勘繰りたくなります・・・。
実際、政憲容疑者は金銭的だけでなく、ご両親から大切に育てられていたエピソードも出ています。
中学生時代は野球に打ち込み、母の律子さんは、どんなに忙しくても小さな試合にも欠かさず応援に行き、
また父の正道さんも忙しい合間を縫って、送迎やサポートを積極的に行っていたそうです。
水泳教室にも通っていましたが、持ち物には達筆で丁寧な字で政憲容疑者の名前が書かれていたそうで、
こういった小さな事でも、大切にされていた事が垣間見えます。
家庭の事は他人からはわかりませんが、普通の家庭と変わらず愛情を注がれて育てられたのではないかと勝手に想像してしまします。
高校生時代
高校生時代の政憲容疑者の交友関係は見つからなかったのですが、地元の進学校に進み、東京の大学を受験し、見事合格したそうです。
大学生時代
東京の大学に見事合格し、一人暮らしを始めた政憲容疑者ですが、大学に馴染むことができず、中退し、地元に戻ってきます。
実家に戻った政憲容疑者ですが、以前からコミュニケーションが苦手な政憲容疑者を心配し、
父親は政憲容疑者の弟も所属している自衛隊に入隊させます。
しかし自衛隊は続かず、約三ヶ月で辞めて再び地元に帰ったのですが、自衛隊で覚えた銃にとても興味を持ち、地元の北信銃友会にも入会しています。
その後、父が経営する『マサノリ園』と『ジェラテリア・フルエッティ』の二号店を手伝うことになります。
このことにはご両親も喜んでいたらしく、ご近所にも嬉しそうに話していたそうです。
青木政憲は引きこもりだったと噂!
しかしここでもコミュニケーションが苦手な一面が顔を出します。
ジェラート店の接客はほとんど母の律子さんがしていて、政憲容疑者は裏から出てこなかった
との証言もあり、
また、マサノリ園やジェラート店を手伝っていたという証言の一方で、父正道さんの知人はこうも証言しています。
農園の責任者に名義を貸しているだけで、仕事はしていなかった。
自宅に引きこもり状態だった。
表向きは家業を手伝っている事になっていましたが、実際は仕事もあまりせず、自宅に引きこもっていたようですね。。。
そして、政憲容疑者は新しい事業を始めたいと2022年の11月29日、自宅に担保を付けて300万円ほど借りています。
そしてこの事業がうまくいかなかったことをきっかけに家族がギクシャクしていったようです。
ちょうど銃友会に再々入会した時期でもあり、もしかするとこの頃に政憲容疑者の心境に何か変化があったのかもしれません。。。
ここまで調べると、政憲容疑者はご両親に大切に育てられていますし、中学校ではクラスで人気もあり、また大学で挫折するも帰るところがあるどころか手伝える家業もあり、
旗から見るととても羨ましい環境なのですが、政憲容疑者にしかわからない葛藤やプレッシャーがあったのかもしれません。
ご両親にとっては大切に育てた長男がこのような凶悪な事件を起こすことなど夢にも思わなかったのではないのでしょうか。。。
そして殺害された竹内靖子さんと村上幸枝さんは、母律子さんのフラワーアレンジメント教室の生徒さんで、母の律子さんのお気持ちは想像を絶します。
青木政憲の今後は?
青木政憲容疑者に今後どのような判決が下されるかは様々な憶測が飛び交っていますが、
精神鑑定の結果次第だと思われます。
こんな弁護士の解説もありました。
どちらにせよ、もう普通通りの生活は送れないということですね。。。
まとめ
4人もの何も罪のない方たちが残酷に殺害され、そのご遺族、政憲容疑者のご家族、たくさんの方の人生を狂わせたとても悲しい事件ですが、また新しい情報が入り次第追記していきます。
最後までご覧くださってありがとうございました。